統計解析

変量(統計解析における変数)

統計解析における変数

統計解析において、変数(variable)を変量(variate)と呼ぶ場合があります。

変数と変量の違いを、明確に説明することは困難です[1] … Continue reading。変量とは、統計解析における興味の対象であるという一種のフラグ程度に考えておくとよいかもしれません。

変数は変量を含む、より広い概念であるということはいえると思います。

プログラミングにおける変数
変数とは 数学(代数学)において、変数(variable)とは数字を文字で代用したものです。 文字には様々な数字を入れることができるため、「変化する数」という意味でそう呼ばれています。 ちなみに、ある変数とある変数の関係を...

多くの変量を同時に扱う統計解析の分野を、多変量解析(multivariate analysis)と呼びます。

パラメータの多義性

変量を、日本語でパラメータと呼ぶ場合があります。

しかし統計解析において、パラメータという言葉は母数(parameter)[2]母数は、平均や分散など母集団の特徴を表す数。と同じ意味で用いる方がより一般的です。

本サイトでは一貫して、パラメータを母数としての意味で用います。

変量とデータ

変量のとる値がデータです。もし変量に何らかの確率分布を想定するのであれば、データはその確率分布から生成されたものと考えます。

脚注

脚注
1 「確率分布を考えたものが、変量である」という説明がされることもありますが、必ずしもすべての変量について確率分布を考えるわけではないため、説明としてはやや踏み込みすぎかもしれません。
2 母数は、平均や分散など母集団の特徴を表す数。
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